空気圧システムの省エネルギー

空気源から端末機器まで。
省エネルギー化の決定版!!

空気圧システムは、クリーンなエネルギー媒体、容易な取扱い、かつエネルギーを容易に蓄積維持できる特性が生かされ、多くの事業所において間欠的で多様な機械仕事の工程に用いられている。エネルギー使用量の20%を占める空気圧は、省エネルギーの重点対象であり、改善の余地は極めて大きい。
本書は、空気圧の基本的性質やシステムの基本的構成、空気源から端末の諸アクチュエータに至る構成要素ごとの省エネルギー方策、省エネルギー活動の事例、安全性確保にいたるまで、ふんだんな絵解きと併用プログラムによって解説している。空気圧機器とシステムの開発体験を豊富にもつ著者が、対象療法だけではなく本質的な解決策を提示する、空気圧システムにおける省エネルギー推進のための手引書。

第1章 はじめに
第2章 空気圧の歴史
第3章 空気圧システムの省エネルギー視点
第4章 圧縮空気の状態と量
第5章 圧縮空気の流れ
第6章 コンダクタンス
第7章 事業所における空気圧の省エネルギー活動事例
第8章 空気源の省エネルギー
第9章 供給配管系の省エネルギー
第10章 適圧適所供給による省エネルギー
第11章 空気漏れの省エネルギー
第12章 エアブローの省エネルギー
第13章 他のブロー系の省エネルギー
第14章 シリンダ駆動系の省エネルギー
第15章 アクチュエータの緩衝
第16章 適圧適所駆動などによる省エネルギー
第17章 空気圧機器の省エネルギー
第18章 隣接する液圧計の省エネルギー
第19章 空気圧システムの安全性確保
第20章 省エネルギー事例集
第21章 おわりに　省エネルギーポイント集