ネガワット
発想の転換から生まれる次世代エネルギー
「ネガワット」とは「使われなかった電力」のこと。エネルギーの使い方を変えて、「使われなかった電力」=「節電所」を建設しよう。
著者 | ペーター・ヘニッケ 著 ディーター・ザイフリート 著 山藤 泰 訳 |
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ジャンル | 一般図書 |
シリーズ | エネルギー・環境関連教養書 |
出版年月日 | 2001/10/25 |
ISBN | 9784879732354 |
判型・ページ数 | A5・526ページ |
定価 | 3,520円(本体3,200円+税) |
在庫 | 品切れ・重版未定 |
■第1章 「商品としてのエネルギー」と地球の気候:地球は一つしかない
01 「市場がすべてを解決する」
02 「エネルギーという商品」の二面性◎豊かさと破滅
03 地球温暖化◎「行動」か? 「様子見」か?
04 世界にとってのチャンス◎同世代・将来世代と手を結ぶ
05 「持続可能性」◎だれもが賛成、しかし実現は遠い
06 持続可能なエネルギーシステムへの分岐点
07 エネルギーの将来設計はできる◎省エネと太陽エネルギーでリスク削減を!
08 エネルギー消費の増大は運命ではない
09 地球規模の温暖化防止の費用は、将来の被害よりずっと小さい
10 行動の余地が生かされず、実行力が欠けている
■第2章 エネルギーサービス企業への転身
01 変化の圧力◎縮小する市場での競争
02 「会社」から「企業」へ◎市営電力会社の発展
03 「最小コスト計画(LCP)」◎だれもが得するストラテジー
04 新しいエネルギー政策の枠組み
05 まず市場を合理的に機能させる
06 価格を通じた誘導手段だけでは経済にも「やさしく」ない
07 LCP措置はいつ、だれにとって有利なものとなるか?
■第3章 「節電所」の建設 : 設計から竣工まで
01 「節電所」とは何か?
02 節電所の経済学◎経済全体にとっての損益
03 「最小コスト計画」についての詳細
04 電力会社にとっての収支
05 顧客にとっての収支
06 環境の視点からみた収支
07 ハノーファー節電所
08 建設計画◎小さな市場に分割する
09 節電所の「建材」:サービスプログラム
10 節電所の実際
11 動機付け
12 先駆者の活動
13 効率化市場の革新的なアクターはほかにもいる
14 節電所のプロトタイプ◎「マイスター・ランプ」は節電の特効薬
15 RWE社のKesSプログラム
16 ランゲンハーゲン市の事業向けプログラム
17 「明るいNRW」◎州レベルのLCPブレイクスルー
18 ドイツ全土の節電所構想
■第4章 未来の市営電力会社
01 「未来の市営電力会社」になるためには?
02 顧客とのつながりを大切にする合理的エネルギー利用
03 資金調達方法と政府の支援
04 ネガワット活動に縄張りはない
05 新たな事業分野と多角化
06 エコロジー的協調モデル
07 「未来の市営電力」のための長期戦略
08 ソーシャル・マーケティングと「新しい豊かさのモデル」
■第5章 規制緩和、あるいは完全市場のユートピア?
01 「規制緩和論」の背後にある利害
02 前提条件とルール
03 目標が一致しなければ、手段を論じる意味はない!
04 「外部費用」◎現実には無視、理論では被害の過小評価に悪用?
05 規制緩和ではなく誤った規制の修正を
06 競争理論上も筋が通らない規制緩和の立場
07 原則はネガワットとメガワットの正しい競争!
08 持続可能なエネルギー経済のための八つの要点
09 規制政策はどうあるべきか
10 価格競争の嵐
11 自由化の影響と今後の可能性
■第6章 節電所からの教訓:「回避の経済学」
01 節電所はすべての見本になれるか?
02 熱を節約して儲ける
03 直接熱供給から省エネコントラクティングへ
04 「回避の経済学」は成長の重要キーワード
05 自然を忘れた経済学と、経済と両立しないエコロジー
06 環境破壊を回避するための費用はいくらか?
07 消費とは結局何なのか?
08 生産と商品ラインナップにおける投入量削減
09 「回避の経済学」の一般原則
10 「回避の経済学」の具体例
■第7章 効率革命の可能性と限界
01 革新的な技術だけではできない
02 効率性と十分性◎コインの両面
03 相互作用◎あるいは、いかにして未来の市場が成立するのか?
04 効率改善の潜在性◎照明の例
05 もっと少ないエネルギーでもっと豊かに?
06 エネルギー需要を増やしてしまう効率改善
07 「持続可能性」への通過点としての効率革命
08 どれだけあれば、だれにとって十分なのか?
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